
水没したけど大丈夫かな
水に落としたiPhone、ドキッとしたけれど「意外と普通に使えてる…」とホッとした経験、ありませんか?しかし、**“なんともなかった”のは今だけかもしれません。**iPhoneの水没トラブルは、時間が経ってから症状が現れることがよくあります。
とはいえ、「修理費は高そう」「まだ壊れてないし…」と、なかなか対策に踏み切れない方も多いはず。そんな方にこそ知ってほしいのが、**手頃な料金でしっかり補償される「モバイル保険」**の存在です。
この記事では、実際にiPhoneが水没した後に考えるべきことと、もしもの時に備える方法をわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 水没後に「なんともない」ように見える理由とは?
- 遅れて現れる故障のリスクと対処法
- AppleCare+未加入時の修理費と注意点
- モバイル保険の仕組みと選ばれる理由
- 今こそ保険に入るべきタイミングとは?
iPhoneが水没したのに「なんともなかった」理由とは?
洗面所やお風呂、キッチンなどでうっかりiPhoneを水に落としてしまった経験、ありませんか?しかし「えっ、普通に使える…?」というケースも実際に多く、「水没したのに問題なかった」という声は少なくありません。とはいえ、本当に安心して使い続けていいのか、不安になりますよね。ここでは、水没後でもiPhoneがなんともないように見える理由と、見逃しがちなリスクについて解説します。
iPhoneの防水性能はどこまで信じられる?
iPhoneは「防水機能があるから大丈夫」と思いがちですが、実は完全防水ではありません。たとえばiPhone 12以降のモデルは「IP68等級」の防塵・防水性能を持っており、最大水深6メートルで最大30分間の耐水性があるとされています。
ただし、この性能は**「新品かつ試験環境下での話」**です。日常使用での経年劣化や落下、衝撃などにより、密閉性が損なわれている可能性も。また、海水やお風呂のように温度や成分の異なる環境では、想定外のダメージが起こりやすくなります。
そのため、「今は動く=安全」とは言い切れないのが現実です。
「一見無事」でも内部は濡れているかも?
iPhoneは水に濡れても、すぐには不具合が現れない場合が多くあります。しかし、これは「内部に浸水していない」という意味ではありません。防水シールの一部が緩んでいると、見えない部分からじわじわと水が浸入している可能性があります。
特に、スピーカーやマイク部分は水の通り道になりやすく、時間差で音がこもったり、Face IDが認識しにくくなるトラブルも起こります。
Appleの正規修理店でも、水没による故障は「遅れて症状が出るケース」が多いとされています。たとえ普段通り使えていても、安心しきるのは危険です。
Apple公式の見解と保証範囲を確認
Appleは公式に「iPhoneの防水性能は永続的なものではなく、使用とともに劣化する」と明言しています。また、AppleCare+に加入していない場合、水没による故障は基本的に保証対象外です。
AppleCare+に入っていても、「過失による損傷」として自己負担額が発生します。たとえば、iPhone 14 Pro Maxの水没修理では、AppleCare+加入者でも12,900円、未加入者であれば7万円以上かかることも。
つまり「今は使えるけど、今後どうなるかわからない」という状況なら、早めの備えが得策です。
水没後に起こる“遅れてくる故障”とは?
iPhoneが水没した直後は問題なく使えていたのに、「数日後に突然電源が入らなくなった」「画面が変色した」といったトラブルが起こることがあります。これがいわゆる“遅れてくる故障”です。水によるダメージは時間差で現れることが多く、見た目が無事でも油断は禁物。ここでは、具体的にどんな不具合が起こり得るのかを詳しく解説します。
代表的な症状:画面の不具合・バッテリー異常
水没後に多く見られるのが、ディスプレイやバッテリーに関する不具合です。具体的には以下のような症状があります。
- 画面の一部に黒いシミやにじみが出る
- タッチ操作が反応しにくくなる
- バッテリーの減りが異常に早くなる
- 突然シャットダウンして再起動を繰り返す
これらは内部基板やコネクタ部分に微細な腐食や短絡が起こっているサインです。すぐには出なくても、数日〜数週間後に発症することが多いため、「なんともなかった」は油断できない状態とも言えます。
内部腐食が進むとどうなる?
スマホ内部に入り込んだ水分は、時間とともに基板やパーツを腐食させていきます。金属部分が酸化することで接触不良を起こし、最悪の場合は基板が完全にショートして起動すらしなくなります。
腐食が進行するスピードは、水質や温度、放置時間によっても異なりますが、目安として「48時間以内に正しい対処をしなければリスクは一気に上がる」と言われています。
さらに、乾いたように見えても水分がごくわずかに残っていることも多く、完全乾燥には1週間以上かかるケースも。乾燥剤で数日間放置したからといって、安心するのは早いのです。
こんな使い方は要注意!NG行動集
水没後に“やりがちなNG行動”が、かえって故障リスクを高めてしまうことも。以下のような使い方には特に注意が必要です。
| NG行動 | 理由 |
|---|---|
| すぐに充電する | 内部に水が残っているとショートの原因に |
| ドライヤーで乾かす | 熱で基板がゆがみ、余計に故障リスクが上がる |
| そのまま普段通り使い続ける | 動作はしても内部では腐食が進行している可能性 |
水没後は最低でも電源を切って、内部乾燥を待つことが重要です。それでも内部に水が残っていた場合、突然の故障は避けられません。
“何事もなかった”ように見えても、時間とともに隠れたダメージが明らかになっていく…。そんなリスクを前提に、事前の備えを考えるのが賢明です。
修理代はいくらかかる?保険未加入のリスク
「水没したけど使えてるし、このままで大丈夫かな…」と思っている方にこそ知ってほしいのが、**“壊れたときの修理費用”**です。iPhoneは高性能な分、修理代も高額。しかも水没は自己責任扱いになるケースが多く、想像以上の出費になることも。ここでは、Appleでの修理費用や、保険未加入のリスク、そして今注目されているモバイル保険について詳しく見ていきます。
AppleCare+なしの場合の修理費用
Apple製品には「AppleCare+」という有料保証がありますが、これに加入していないと、修理費用は全額自己負担です。実際にかかる金額は以下の通りです(一部機種例):
| 機種 | 水没・本体交換修理費用(Apple公式) |
|---|---|
| iPhone 13 | 約72,800円 |
| iPhone 14 Pro | 約89,800円 |
| iPhone 15 Pro Max | 約94,800円 |
※2025年現在のApple公式価格を元に算出(税別)
しかも、AppleCare+に加入していても、「水濡れによる損傷」は自己負担額(12,900円〜)が発生します。さらに、Apple正規サービスで対応できない場合は、非正規の修理業者に頼るしかありませんが、こちらも3〜5万円ほどの請求になることが一般的です。
修理対応してくれないケースも?
iPhoneが完全にショートして起動しなくなった場合や、基板腐食が重度な場合は「修理不可」と判断されることもあります。特に以下のような状態では、Appleでも対応を断られるケースがあります:
- 分解跡がある(過去に非正規店で修理した)
- 重度の水濡れが確認される
- 修理費が購入額を超えると判断された
こうなると、端末の買い替えという選択肢しか残らなくなり、10万円以上の出費が一気にのしかかります。
「今なんともないから大丈夫」と思っていても、壊れてからでは選択肢が一気に狭まるのです。
モバイル保険という選択肢
そこで注目されているのが、**民間の「モバイル保険」**です。AppleCare+より安く、補償範囲も広いプランが多く存在します。例えば有名な「さくら少額短期保険」のモバイル保険では以下のような内容が含まれます:
- 月額700円前後で最大10万円まで補償
- 修理・交換・水没・盗難も対象
- iPhoneに限らず、iPadや他社製スマホも対象
- 保険金請求もネットで完結
特に、水没後に起動しなくなったり、Face IDが使えなくなったりした場合でも、補償対象内として対応される可能性が高いです。
保険に加入していれば、「修理できない=10万円の出費」という最悪のシナリオを回避する手段となります。
モバイル保険の特徴と選ばれる理由
「AppleCare+は高いし、いざというときに本当に役立つの?」と不安を感じる方が増えている今、**注目を集めているのが“モバイル保険”**です。これは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末に特化した保険サービスで、万が一の修理費用をカバーしてくれる心強い存在。ここでは、モバイル保険の主な特徴と、選ばれている理由をわかりやすく紹介します。
月額料金・補償内容・対応機種
モバイル保険の最大の魅力は、コスパの良さと補償範囲の広さです。代表的な「さくら少額短期保険」などを例に挙げると、以下のような内容になっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 月額保険料 | 約700円(税込) |
| 年間補償上限 | 最大10万円まで(自己負担なし) |
| 対象端末 | iPhone・iPad・Androidスマホ・モバイルゲーム機など |
| 対象トラブル | 水没・画面割れ・故障・盗難・破損 |
さらに、契約者1名につき最大3台まで登録可能という点も大きなメリット。スマホだけでなく、家族のiPadやサブ端末にも適用できるのはAppleCare+にはない利点です。
実際に使った人の声・満足度
モバイル保険の利用者からは、以下のような声が寄せられています。
「水没後、Face IDが使えなくなって修理したけど、申請して3日で保険金が振り込まれた」
「子どもが落として画面が割れたけど、すぐに修理できて助かった」
「AppleCare+より安いのに、対応がスピーディで驚いた」
特に評価が高いのは、「申請がスマホだけで完結する簡単さ」と「迅速な対応」。郵送不要、PDFアップロードやLINEでのやり取りも対応しており、保険金の受け取りもスムーズです。
また、実際に使った人の多くが「もっと早く入っておけばよかった」と後悔している点も、信頼性の裏付けとなっています。
どんな人におすすめ?
モバイル保険は、以下のような方に特におすすめです:
- iPhoneを長く・大切に使いたい人
- 子どもや家族と端末を共有している人
- 過去に水没・落下などで高額修理を経験した人
- AppleCare+の料金が高くて躊躇している人
- 中古やSIMフリー端末など、正規保証がつけられない端末を使っている人
「まだ壊れてないからいいや」ではなく、**“なんともない今だからこそ備える”**のがモバイル保険の正しい活用法。いざという時に「入っててよかった」と思える準備をしておくのが、後悔しないコツです。
「今なんともないからこそ」保険で備えるべき理由
「水に落としたけど今は普通に使えてるし、保険なんていらないよね」と思っていませんか?実は、それが一番リスクが高い状態かもしれません。iPhoneの水没は、時間差で症状が出る“予兆なきトラブル”の代表例。だからこそ、「壊れてから」ではなく、「壊れる前」にこそ備えが必要なのです。ここでは、保険で備えることの意味と、後悔しないための行動をお伝えします。
水没後の安心感が変わる
保険に加入しているだけで、心の余裕はまったく違います。
- 「もし壊れても大丈夫」と思える安心感
- 故障したときの修理先を迷わず選べる
- お金の心配をせずに、早期対処ができる
たとえば、Face IDが反応しなくなったり、突然起動しなくなったときでも、「保険があるから」とすぐに修理に出せるのは大きな安心材料です。逆に、保険がないと「あと1週間様子を見よう…」と対応が遅れ、故障が悪化するリスクもあります。
いつ壊れても“お金の心配”がいらない
iPhoneの修理費は高額です。水没の場合は特に、基板修理や本体交換になれば数万円単位の出費になることも。
ですが、モバイル保険に入っていれば、多くのケースで実質無料〜数千円以内の負担で済みます。たった月700円程度で、10万円までの補償が受けられるのは、金額的にも非常に合理的な選択です。
✔ AppleCare+よりも安く
✔ 保険対象が広く
✔ 長期的に見てお得
という3つの理由から、コストパフォーマンス重視のユーザーにも支持されています。
申し込み方法と注意点
モバイル保険の申し込みはとても簡単です。一般的には以下の流れとなります:
- 保険会社のWebサイトにアクセス
- メールアドレス・名前・端末情報を入力
- IMEI番号(端末識別番号)を登録
- 保険料の支払い方法を設定(クレジットなど)
- 登録完了後、補償開始(即日または翌日)
注意点としては、「故障してからでは加入できない」こと。多くの保険では、登録時に端末の状態が正常であることが求められます。
つまり、“今なんともない”うちしか、入れないのです。
まとめ
iPhoneが水没したのに「なんともなかった」という経験、安心する一方で少し不安も残りますよね。実際、水没後のトラブルは数日〜数週間後に突然現れるケースが多く、見た目に異常がなくても内部では腐食が進んでいる可能性があります。
この記事では、以下のようなポイントを解説しました。
- iPhoneの防水性能は万能ではない
- 水没のダメージは時間差で現れることがある
- 修理費は高額で、AppleCare+なしでは特に負担大
- モバイル保険なら低コストでしっかり補償される
- 今無事なうちに備えることで、安心して使い続けられる
「水没したけど無事だったから大丈夫」と思っても、油断は禁物です。いざという時の出費や手間を防ぐためにも、早めにモバイル保険を検討することをおすすめします。
まずは、ご自身の端末が対象になるかチェックして、無理なく備えておきましょう。将来の“もしも”に、今日からできる安心対策を。











